植野広生(雑誌界のグルメ王)の生きざまや食へのこだわりを解説!
食の情報誌「dancyu」の編集長である植野広生さん。
日テレの人気番組「アナザースカイ」では、2019年の一人目のゲスト「雑誌界のグルメ王」として出演しました。
数多くの芸能人や文化人を抑え、トップバッターとして起用されるだけの凄い人物です。
今回はそんな植野広生さんの生きざまや、食に対するこだわりについて解説していきたいと思います。
それでは早速、見ていきましょう!
植野広生さんの少年時代
植野 広生(うえの こうせい)さんは、1962年生まれで、栃木県宇都宮の出身です。
植野広生さんの生きざまを語るうえで、植野広生さんの父親の存在を無視することが出来ません。
新聞記者だった植野広生さんの父親もまた、植野広生さんに輪をかけたような破天荒な人物でした。
大の酒好きで、給料のほとんどを飲食に使ってしまい、カラの給料袋を植野広生さんの母親に渡していたそうです。
そのせいもあって、日々の生活費もままならず、休日の家族の食事がインスタントラーメンということも度々ありました。
そんな父親ですが、幼かった植野広生さんを当時住んでいた宇都宮から、都内の鰻屋や焼肉店に連れて行ってくれたそうです。
別に日には、上野の演芸場で落語を聞いた後に、浅草のてんぷら屋やすき焼き屋にも連れて行ってくれたこともあり、そんな生活ぶりに幼かった植野少年は混乱してしまいました。
自分の家が、貧乏なのか金持ちなのか理解できなかった植野少年は、母親にその疑問をぶつけたこともありました。
植野広生さんの父親は新聞記者を辞めた後に、実家の飲食店を継いだそうです。
そんな植野広生さんの父親は、夕方になると毎日のように近所の寿司屋に飲みに行っていました。
植野少年は夕飯の時間になると、父親のいる寿司屋に迎えに行き、ついでに自分も刺身や酒の肴を食べさせてもらったそうです。
そのような環境で育った植野少年は、自ずと食への興味を抱くようになります。
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植野広生さんの食への探求心
食への探求心に目覚めていた植野広生さんは、大学進学後に、その視野を一気に広げることになります。
法政大学に入学した1週間後には、銀座の「モンテカルロ」という高級キャバレーで黒服のバイトを始めました。
そのほかにも、うなぎ屋やアイスクリーム屋、コーヒーショップなどの、食に関わるバイトをするようになります。
毎晩のように近所のスナックへ足を運ぶようになり、そこで常連さんに次の店に連れて行ってもらったり、自分でも料理を工夫して作るようになったそうです。
完全に父親の血を引き継いだ植野広生さんの食への探求心は、社会人になってからも、さらに大きくなります。
バブル真っただ中だった社会人当時は、会社の先輩に毎晩のように銀座に連れて行ってもらいました。
自分の給料も、食への探求心を追及するために、そのほとんどを使ってしまったそうです。
食べることが大好きで、自分でも料理の腕をさらに磨き、その後、それを生かした天職にめぐり合うことになります。
植野広生さんの天職との出会い
食いしん坊を自負する植野広生さんは、1990年12月に創刊された「dancyu」にめぐり合います。
「dancyu」を手に取った植野広生さんは、自分の求めていた雑誌にめぐり合えたことに衝撃を覚えました。
その当時は、全く畑違いの財テク雑誌の編集者をしていたそうです。
そして、「dancyu」の創刊から1年ほど経った時に、「dancyu」の編集長と出会う機会があり、植野広生さんの食に対する強い想いを語ったところ、「dancyu」のライターとして誘われることになりました。
そこからは、水を得た魚のように、「大石勝太(おいしかった)」というペンネームで、食に関する記事を書きまくるようになります。
それと同時に、食への探求心を満たしつつも、さらなる経験を積み上げていくことになりました。
そして2001年には、本格的にプレジデント社「dancyu」編集部への転職を決めてしまいます。
それ以降は、食が本業となり、完全なる天職へ就くことになりました。
そして2017年4月には、「dancyu」の編集長に登り詰めてしまいました。
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植野広生さんの食へのこだわり
植野広生さんの食へのこだわりは、植野広生さんの人間性が深く関わっていました。
記事を書くためには、多くの飲食店への取材も必要になります。
なかには、頑固な店主も存在し、普通であれば追い返されてしまいますが、植野広生さんの場合は、5分で仲良くなることが出来るそうです。
そのコミュニケーション能力の高さがあるからこそ、食へのこだわりを追及することが出来ていたのですね。
そんな植野広生さんの周りには常に笑いが絶えず、編集長に登り詰めるほどの人間性の豊かさが、「dancyu」の魅力を最大限に引き出し、さらには、植野広生さん自身も注目されることになります。
そんな植野広生さんの食に対する考え方も独特です。
植野広生さん自身は、決して食の評論家になるつもりは無く、たんなる「食いしん坊」でありたいと語っています。
そして、その食いしん坊の定義も「300円の立ち食い蕎麦も3万円のフレンチも同じように楽しめる人」だとしています。
植野広生さんの中には、B級グルメという概念が存在していません。
そんな植野広生さんの食へのこだわりの集大成は、「食いしん坊として、隣の人より美味しく食べる」とのことだそうです。
食を楽しむということをモットーにしており、それを自分の天職として全うする植野広生さんの生きざまには注目せざるをえませんよね。
おわりに
↓【佐々木章太×植野広生×佐々木圭一×堀江貴文】ホリエモンチャンネル
こんにちの植野広生さんを作り上げたのは、幼い頃のお父さんの存在が大きかったことは間違いありません。
そこで芽生えた食に対する探究心に火が点き、「食いしん坊」としての生きざまを見せつける植野広生さんの人間的な魅力も大きいですよね。
様々の要素が合致したことによって、天職に就けるという、強運の持ち主であるとも言えます。
結果的にたどり着いた、食へのこだわりは、誰にも真似出来るものでは無く、植野広生さんの生きざまそのものだと思います。
植野広生さんの今後の活躍も心より応援しております。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!