渡哲也の病気とストーマって何?現在の病状と在宅酸素の使用も解説
2018/11/29
石原プロの大看板である渡哲也さん。
多くの作品でわれわれを楽しませてくれましたね。
そんな渡哲也さんも年齢を重ね、現在は病気で苦しんでいます。
ある病気によりストーマを余儀なくされましたが、ストーマとは何なのでしょうか?
今回は渡哲也さんの現在の病状もあわせて解説していきたいと思います。
それでは早速、見ていきましょう!
渡哲也さんの略歴
本名は渡瀬 道彦(わたせ みちひこ)さんといい、渡瀬恒彦さんは実の弟でした。
1941年12月28日生まれなので、もう少しで78歳のお誕生日を迎えられますね。
幼少期を西日本で過ごされた渡哲也さんは、青山学院大学進学のため上京します。
大学卒業後は、就職希望の会社に落ちてしまい、石原裕次郎さんに会えるかもとの思いで、日活の撮影所に足を運びました。
なんとその時にスカウトを受け、1964年にそのまま日活に入社することになります。
今でも渋くてかっこいいのですが、当時は若さ溢れる好青年で、日活も思わずスカウトしたのですね。
日活はその時、ちょうど次のスターの発掘を模索していました。
そこに偶然現れた渡哲也さんが格好の的となります。
そして、「日活に驚異の新星!」ということで、大々的に売り出されました。
1965年3月には、いきなりのW主演という形で華々しくデビューを飾ります。
1971年に石原プロ入社後は、俳優としての確固たる地位を確立しつつ、歌手としてもヒット曲を世に生み出しました。
1987年には石原裕次郎さんが、肝細胞がんのため逝去され、渡哲也さんが石原プロの二代目社長に就任します。
2005年には今までの活躍が認められ、紫綬褒章を受賞しました。
2011年に石原プロの社長を一旦退きますが、2017年に相談取締役として、石原プロの経営陣に復帰しています。
長年に渡る石原プロとの関わりと、仲間同士の絆には凄いものがありそうですよね。
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渡哲也さんの病気とストーマって何?
俳優として大活躍していた渡哲也さんでしたが、実は1991年の50歳の時に大腸がん(直腸がん)が見つかってしまいました。
精密検査の結果、4つのポリープが見つかり、直腸を25㎝も切除しています。
そして、ストーマと呼ばれる装具をつける手術を受けました。
ストーマとは、消化器疾患や泌尿器疾患により病巣を取り除き、便や尿路の排出経路を人工的に体外に誘導して造設した装具です。
人工肛門や、人工膀胱を腹部に増設し、排泄物をストーマ袋受けとめ、定期的に自分で処理する必要があります。
日常生活においては基本的に行動を制限されることはありませんが、ストーマに抵抗を感じ、手術を拒否する人もいますよね。
渡哲也さんの場合は50歳という若さで、ストーマとの生活が始まることになりました。
手術後はご自身でオストメイト(ストーマ使用者)であることを明らかにし、芸能界に復帰を果たしています。
俳優としてのプロ根性が凄いですよね。
年齢が年齢だけに、まだまだこれからというタイミングでの病気発見ということになりましたが、逆にいうと、その時に見つかって良かったと思います。
忙しすぎて、発見のタイミングがもう少し遅れたことを考えると、早期発見、早期治療の大切さをしみじみと感じさせられますね。
渡哲也さんの現在の病状と在宅酸素療法について
オストメイト(ストーマ使用者)になりながらも、芸能界の第一線で活躍していた渡哲也さんでしたが、2015年の6月10日に急性心筋梗塞で緊急入院してしまいました。
約1か月に渡る入院生活後に自宅療養という形になります。
しかし、自分の力で酸素を十分に補給出来ない渡哲也さんは、在宅酸素療法が必要でした。
自宅でも外出時にも、酸素供給装置(酸素濃縮器や液体酸素タンク)を用いて、酸素を補給しなくてはなりません。
その後のCM撮影の際にも、酸素供給装置をかたわらに、満身創痍の中、撮影に臨まれたようです。
ここでも渡哲也さんのプロ根性を見せつけることになりました。
石原プロの若手たちも、そんな渡哲也さんの姿を見て、自分たちも奮起しなければという気持ちを持ったのではないでしょうか。
自分の思い通りにならない体と、仕事に復帰したいという気持ちのはざまで、渡哲也さんは現在も自宅療養を余儀なくされています。
今は焦らずに、じっくりと療養生活に励んでもらい、いつの日か元気な姿を拝見できることを楽しみに待っております。
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おわりに
渡哲也さんはデビューしてからずっと走り続け、芸能界を牽引してきた一人として大きな存在となっています。
しかも50歳という若さでオストメイト(ストーマ使用者)としての人生を余儀なくされつつも、その勢いは留まることがありませんでした。
渡哲也さんの後輩や若手に対する優しい姿勢は有名ですよね。
他人には優しくも、自分を厳しく律する生き方に周囲の人も大きな影響を受けたと思います。
そのような生き方を現在も貫き通している渡哲也さんには、尊敬の念しかありませんね。
絶対に復帰してやるという強い気持ちを持ちつつも、決して無理をせずに自宅療養に励んでもらいたいと思います。
渡哲也さんの今後のご活躍も心より応援しております。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!