柴田千代(チーズ職人)の経歴は?工房はどこで販売方法も調査!
2019/12/03
チーズのコンテストでは数々の賞を受賞してきた柴田千代さん。
チーズに対する並々ならぬ情熱を持ち、今でもチーズの研究に明け暮れているそうです。
しかし、どうしてそれほどチーズに強いこだわりを持つようになったのでしょうか?
そこで今回は、チーズ職人の柴田千代さんの経歴や、柴田千代さんの運営するチーズ工房と販売方法について調べていきたいと思います。
それでは早速、見ていきましょう!
柴田千代(チーズ職人)の経歴は?
柴田千代さんのことを詳しく知るうえで、まずは簡単なプロフィールから紹介しますね。
柴田 千代(しばた ちよ)さんは1980年生まれで千葉県富里市の出身です。
柴田千代さんの父親がエアフランス航空の整備士をしており、父親に連れられ、小学校5年生の時に初めてフランスを訪れました。
そこで出会ったチーズのおいしさに感銘を受け、チーズ魂に火が点くことになります。
18歳の時にはチーズのことをもっと知るために、東京農業大学に進学しました。
大学卒業後もチーズの研究を続けようと、大手乳製品会社に就職する予定でした。
ところがその会社が不祥事を起こしたため、就職をあきらめざるをえない状況に陥ってしまいます。
しばらく悩んでいた柴田千代さんでしたが、「それならば、自分でチーズ工房を作ろう!」という、超ポジティブな発想に転換しました。
柴田千代さんは、そこから本格的にチーズ職人になることを決意します。
しかし、その道のりは決して楽なものではありませんでした。
まずは、北海道のチーズ工房で住み込みの修行を開始することになります。
試用期間の3ヵ月は給料なしで、その後は月給3万円という条件でした。
朝5時に出勤し、帰ってくるのは21時という生活を、ほぼ休みなしで続けていたそうです。
修行とはいえ、大卒者が月給3万円で働くことになりましたが、逆に柴田千代さんの決意の固さを感じますよね。
そこでチーズ作りの基礎を身に付け、次はフランスなどの海外修行に出ることになりました。
帰国後、チーズ職人としての知識や技術を身に付けた柴田千代さんは、自分のチーズ工房をオープンするための準備を始めます。
しかし、そこでも大きな壁にぶち当たることになりました。
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柴田千代(チーズ職人)の工房はどこ?
初めは北海道でチーズ工房を始めようと考えていましたが、初期投資に3000万円が必要であることを知らされた柴田千代さんは途方に暮れてしまいました。
ちょうどその時、父親が脳梗塞に倒れ、長い療養生活が始まってしまいました。
父親のお見舞に通っているうちに、ふと、千葉県内でチーズ工房をオープンすることを思いつきます。
北海道での流通コストや、首都圏に近いという立地的な条件、そしていつでも実家に帰れるということを考えると、千葉が最適であることに気が付いたのです。
そして、南房総での土地探しを始め、北海道での初期投資の1/10分の資金でチーズ工房を作ることに決めました。
初期投資を大きく抑えるためには土地や物件を安く借りることが一番と考えた柴田千代さんは、1年間で40件の物件を当たりましたが、なかなか条件に合う物件は見つかりません。
途方に暮れていた柴田千代さんは、それでもあきらめずにめぼしい牧場を当たり、いい物件は無いかと聞いて回ることにしました。
そして何とか夷隅郡大多喜町にある牧場を紹介してくれる人が現れ、柴田千代さんはその牧場をたずね、チーズ工房の夢を熱く語ったそうです。
それを聞いた牧場主の夫婦は、柴田千代さんの熱意に惚れ込み、協力してくれることになったのです。
築100年以上になる古民家と長屋を借りることになった柴田千代さんは、とりあえず長屋のリフォームから始めました。
経費削減のため、自分で出来るところは自分で改装し、チーズ作りに必要な最低限の設備投資を行い、なんとか300万円でチーズ工房をオープンすることに成功します。
そして、2014年12月からチーズ作りを開始することになりました。
そのチーズ工房の詳しい住所は
「〒298-0231千葉県夷隅郡大多喜町馬場内178」
東京から車で1時間20分程度の場所にあります。
直接行ける方は、是非とも足を運んでもらいたいと思います。
チーズの販売方法は?
柴田千代さんが営業するチーズ工房「千」senの場所は分かりましたが、その営業スタイルは独特なものでした。
なんと、毎月第1日曜日(11時~17時)と月に1日しか営業していません。
当然のことながら、予約していないと開店直後には売り切れになってしまうそうです。
また、オンラインショップも運営されていますが、こちらもすぐに売り切れになってしまいます。
いずれにしても予約は必須で、予約の情報に関しては、チーズ工房「千」のFacebookにて月末にお知らせするそうです。
柴田千代さんのチーズを口にするのは、かなり困難なことだということが分かりました。
しかしあきらめることはありません。
柴田千代さんは、千葉県や都内を中心に10店舗以上の飲食店にチーズを卸していました。
チーズ工房「千」のホームページにはそれらの店舗情報も掲載されているため、ダメもとで飲食店に確認してみるのもありですよね。
そこで運よく柴田千代さんのチーズを口にできたら非常にラッキーだと思います。
今後はさらにその競争率はアップしそうなので、今がラストチャンスなのかもしれませんね。
柴田千代さんのチーズを食べれないと聞けば、余計に食べたくなりますが、いずれそのチャンスに巡り合うのを待つしかなさそうです。
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↓&農存 チーズ工房「千」Fromagerie Sen
おわりに
小学校5年生の時に受けたチーズに対する感激で、ここまで有名なチーズ職人になるなんて、本当に凄いことだと思います。
大学時代はチーズの研究者になる予定でしたが、紆余曲折を経て、柴田千代さん自身がチーズ職人になってしまいました。
北海道で研修していたチーズ工房の人たちも、さぞかし驚いているに違いありません。
そして、有名になればなるほど、忙しさが増してしまうと思いますが、月に1回の営業ということを頑なに続けているというところも、柴田千代さんが職人気質なのだということが分かります。
今のところ、全てのことを柴田千代さんが一人で切り盛りしているようなのですが、そろそろ事業拡大を考えても良いのではないでしょうか?
さすがに柴田千代さん一人だけでは限界があります。
柴田千代さんもチーズの品質を落とさずに、量産できる体制を模索中なのかもしれませんね。
すくなくとも、事務的な仕事は、ほかの人にお願いしても良さそうな気もしますが・・・
いずれ北海道でも柴田千代さんのチーズが食べられる機会を与えてもらいたいと思います。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!