古賀紗理那 リオ五輪落選から世界選手権出場!そして東京五輪へ
2018/11/09
バレーボール全日本女子代表メンバーの古賀紗理那選手。
高校時代から全日本代表メンバーに登録されていましたが、リオ五輪では選考から外れて悔しい想いをしました。
しかし、新チームの中田久美監督の元で、2018世界選手権では出場選手に選ばれています。
このまま2020年の東京五輪でも活躍が出来るでしょうか?
今回はそんな古賀紗理那選手について深掘りしていきたいと思います。
それでは早速、見ていきましょう!
古賀紗理那選手のプロフィール
古賀 紗理那(こが さりな)選手は1996年5月21日生まれの、佐賀県神埼郡出身です。
父親の転勤で6歳の時に熊本県に引っ越した古賀紗理那選手は、小学校2年生から地元のバレーボール教室に通うことになりました。
次第にバレーボールにのめり込んでいった古賀紗理那選手は、自らの希望で他の強豪チームに移籍することになります。
古賀紗理那選手の向上心と負けん気の強さを感じるエピソードですよね。
元々持っていたその性格が、その後のバレボール人生でも生かされることになります。
小学校5、6年時には全日本バレーボール小学生大会に出場しています。
そして、中学校に進学後もその活躍は目覚ましく、2011年にはJOC・JVAカップ及びオリンピック有望選手に選出されました。
その活躍を見た全国の高校からのスカウトが殺到しましたが、お姉さんの通うバレーボール強豪校である熊本信愛女学院高校に進学します。
2012年の高校1年生で、アジアユース選手権に出場し、大会MVPとベストスコアラーを獲得しました。
2013年1月の高校2年生で出場した春高バレーでは、優秀選手賞を獲得しました。
そして同年4月には、高校3年生で全日本女子メンバーに選出されています。
すでにここまでで、あまりの輝かしい実績に驚きですよね。
古賀紗理那選手はエリート中のエリートなので、高校卒業時には、Vリーグ8チームによる争奪戦が繰り広げられました。
プロ野球のドラフト会議のようなものがあったのでしょうかね?
全チームが喉から手が出るほど欲しい選手でしたが、最終的にはNECレッドロケッツへの入団が決まりました。
社会人になった古賀紗理那選手は、その後も華々しい実績を残すことになります。
古賀紗理那選手とリオ五輪
2013年4月に全日本女子メンバーに選出された古賀紗理那選手は、同年6月7日のイタリア4か国対抗(ALASSIO CUP2013)に途中出場し、全日本代表デビューを果たしました。
その後も順調に全日本代表選手としての実績を積み上げてきた古賀紗理那選手は、2016年リオ五輪の最終予選メンバーにも選ばれていました。
誰もが古賀紗理那選手のリオ五輪出場を疑っていなかったのですが、真鍋政義前監督からは、古賀紗理那選手の実力不足を理由に選考から外れたことを告げられてしまいました。
告げられた瞬間は淡々と受け止めていた古賀紗理那選手でしたが、しばらくするうちに、悔しさと悲しさで号泣してしまったそうです。
そこからの気持ちの切り替えが、古賀紗理那選手を精神的にも肉体的にもさらに強くしていきました。
NECに戻った古賀紗理那選手は、徹底的な肉体改造に励みます。
その結果、体幹が強化され、苦手意識の強かったサーブレシーブやブロックに対しても苦手意識を克服し、徐々に自信をつけていきました。
そして、精神面でも成長を遂げています。
引っ込み思案だった古賀紗理那選手に積極性が生まれました。
今までは、周囲からの指示を仰いでいた古賀紗理那選手でしたが、その後は自分から積極的に指示を出すようになったそうです。
リオ五輪の選考から外れても腐ることなく、むしろそれをバネに頑張れる力を持った古賀紗理那選手だからこそ、その後の活躍も大いに期待される選手へと確実に進化していくことになります。
古賀紗理那選手の東京五輪への道
2017年から中田久美監督のもと、新体制になった全日本女子代表メンバーにも、当然のことながら古賀紗理那選手の名前がありました。
しかも、以前よりも確実に進化した古賀紗理那選手です。
中田久美監督の目指す、頭脳とスピードを生かしたチーム作りには無くてはならない存在ですね。
そもそも、中田久美監督が選んだ全日本女子代表メンバー全員が、トップ中のトップ選手です。
そしてそこからが本当のライバルとの戦いの始まりですね。
リオ五輪の際にも、最終選考までは残っていた古賀紗理那選手でしたが、最終的には外されてしまいました。
しかし、2018年の世界選手権には最終メンバー14人の中に残ることが出来ましたね。
まずは、2018年9月29日から開催される世界選手権で結果を残し、2年後の東京五輪でも中心メンバーとして活躍してもらいたいですよね。
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おわりに
そもそもバレーボールの天才であった古賀紗理那選手でしたが、リオ五輪での悔しさをバネに努力を重ね、さらに進化することが出来ました。
中田久美監督の名言でもある「天才なんていない。努力があっての才能だ。」との考えに当てはまる選手でもありますよね。
そして、なんといってもまだ若い選手です。
2年後の東京五輪の時には24歳なので、今よりもさらに進化し、ほぼ完成に近い仕上がりになっているはずです。
あと必要なのは経験値ですかね。
古賀紗理那選手にとって五輪は初めてなので、その独特の雰囲気に飲み込まれない精神力と経験を今後の世界大会でもどんどん吸収し、大きな糧にしてもらいたいと思います。
古賀紗理那選手の今後の活躍も心より応援しております。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!