口内炎の種類や原因は?治し方や病院についても解説!

      2018/11/09

口内炎はできやすい人、できにくい人と本当に個人差のある疾患です。

また、なかなか治らなかったり、実は口内炎とは別の疾患である可能性もあります。

原因や種類も様々なので、今回は口内炎の原因と治し方、行くべき病院について解説していきたいと思います。

Sponsored Link




口内炎の種類と原因

アフタ性口内炎

一般的に多く認められる口内炎です。

痛みを伴い、白い潰瘍の周りが赤く縁取られたものが多いです。

舌や唇、頬の内側の粘膜など、お口の中のさまざまな場所に発生します。

大きさもまちまちで、同時に数か所発生する場合もあります。

はっきりとした原因はわかっておらず、「ストレス・病気・疲労・食生活の乱れ・お口の中の汚れ」など免疫機能の変化によるものだと言われています。

通常は10日から2週間程度で治ることが多いのですが、繰り返し発生する場合は全身疾患が原因の場合もあります。

カタル性口内炎

お口の中全体に発生する場合や、部分的に発生する粘膜のあれたような状態です。

急性期には強い痛みを伴うことが多く、慢性期には軽い痛みを伴う場合が多いです。

局所の原因としては、お口の中を傷つけて細菌が感染する場合や、熱いものを飲食し、やけどをした時などにも発生します。

全身的な原因としては、風邪や疲労、消化器系の疾患、ビタミンの欠乏などがあげられます。

2次感染がなければ、軽度のものであれば1週間程度で治ります。

あまり長期に渡って治らない場合や、発熱等のほかの症状が認められる場合は内科や皮膚科の受診が必要になってきます。

Sponsored Link




ウィルス性口内炎

注意すべきウィルス性疾患には麻疹、水痘、突発性発疹の3つが挙げられます。

1.麻疹

麻疹とは、いわゆるハシカです。

症状の発症初期に発熱とともにお口の中全体が赤くなり、頬の内側に赤みを帯びた白いつぶつぶが出現することがあります。

症状が進行すると、顔や首、背中に赤っぽい斑点が出現するようになります。

2.水痘

水痘とは、いわゆる水疱瘡です。

発熱とともに全身に赤い発疹が出現し、水疱となります。

お口の中やのどの粘膜にも出現し、水疱が破れて浅い潰瘍を作ることもあります。

水痘は一度かかると一生再発することが無いとされていますが、神経の奥深くに潜伏し、再活性化すると、帯状疱疹を発症します。




3.突発性発疹

突発性発疹は、突然の発熱が2~3日続き、熱が下がった後に全身の皮膚に発疹が出現する前に、お口の中に赤斑と小さな水疱が認められるのが特徴です。

発疹が出現する時期に胃腸炎と下痢がみられることも多いです。

1~3のいずれのウィルス性疾患においても特別な治療法はなく、安静、対症療法、合併症の予防が必要となります。

カンジダ性口内炎

多くのひとのお口の中に存在する、カンジダ菌によって引き起こされる炎症です。

原因としては、薬の影響によってお口の中の細菌の環境が変わる場合や、全身疾患によって引き起こされる場合が多いです。

局所的な原因としては、お口の乾燥や清掃状態の不良などがあげられます。

カンジダ症はお口の中が赤くなる場合と白くなる場合があります。

治療には抗真菌薬を使用します。

ステロイドを使用すると悪化の危険があるため使用しません

治りが悪い場合や、再発を繰り返す場合は、全身的な免疫機能の低下が考えられるため、口腔外科や専門の内科などの医療機関を受診しましょう。

アレルギー性口内炎

歯の詰め物や被せ物の材料、食品、薬品などでアレルギー反応を起こし、お口の中に炎症が起こります。

詰め物や被せ物が原因の場合は、その原因物質を特定し、ほかの材料に置き換える必要があります。

食品や薬品が原因の場合は、今後の摂取に気を付けて下さい。

Sponsored Link




口内炎ではない疾患

口内炎が長期化して治らない場合は、前がん病変やがんの可能性もあります。

参考記事:口内炎が治らないと思ったら他に原因が!口腔がんや他の病気を解説

粘液が溜まる粘液のう胞とよばれる疾患の場合は、腫れが大きくなったり小さくなったりするのが特徴です。

いずれの場合も専門の医療機関を受診することをすすめます。

口内炎の治し方

口内炎にも様々な種類があるため、原因が特定できる場合は原因の除去を行います。

原因が特定できない場合には対症療法になりますが、軟膏や患部に直接貼り付ける貼付材、薬を吹き付ける噴霧剤などを使用します。

いずれの場合もまずは医療機関への受診が望ましいです。

おわりに

不規則な生活習慣や食生活改善して、健康状態の維持につとめましょう。

またお口の中を徹底的にきれいにするために、きちんとした歯磨きの習慣を身に付けてもらうことで、お口の中の細菌を減らし、口内炎になりにくい環境作りを行いましょう。

お口の中の細菌が減ることで、口内炎の2次感染を防ぎ、出来るだけ早く治るようにします。

もちろん、虫歯や歯周病の予防にもなりますので、正しい歯磨きを頑張りましょう

参考記事正しい歯磨きの仕方を実践出来てますか?時間やタイミングも解説!

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!



↓宜しければ、応援のほどよろしくお願いいたします!
ブログランキング・にほんブログ村へ




 - 健康ライフ , , ,