高藤直寿の素行不良で規律違反から更生し東京五輪でメダル獲得か?
2018/11/09
柔道男子60㎏級の圧倒的なエースである高藤直寿選手。
2018年バクー世界柔道選手権大会でも優勝の筆頭選手に挙げられています。
そんな高藤直寿選手にもやんちゃで素行不良な時期がありました。
規律違反を犯しましたが、猛省し、復活を果たした高藤直寿選手は東京五輪でのメダル獲得も期待されています。
今回はそんな高藤直寿選手の柔道人生と、東京五輪でのメダル獲得について調べていこうと思います。
それでは早速、見ていきましょう!
高藤直寿選手のプロフィール
高藤 直寿(たかとう なおひさ)
1993年5月30日生まれ、栃木県下野市出身
身長:160㎝ 血液型:AB型
組み手:左組 段位:4段
得意技:小内刈、巴投げ、肩車
所属:パーク24
柔道4段で元警察官の父親の影響から、高藤直寿選手も7歳から柔道を始めました。
元々運動神経には卓越した能力を兼ね備えており、柔道でもメキメキと頭角を現すことになります。
なんと小学5年生で、全国小学生学年別柔道大会40キロ級に優勝しています。
一流選手は、小さいことから別次元の人間ですよね。
もちろん、本人の努力もあるとは思いますが、持って生まれた才能には感謝ですよね。
その後、中学高校は東海大相模に進学し、そこでも数々の戦績を残しています。
2012年に東海大学に進学してからも、その快進撃は止まりませんでした。
弱冠20歳で世界選手権でも優勝し、世界一となります。
国際大会で8連覇を成し遂げるなど、その強さは尋常ではありませんよね。
高藤直寿選手が素行不良で規律違反?
20歳で世界一になり、気持ちの緩みや、柔道に対する考え方に変化が生じてきたのでしょうか。
きっかけは、2014年に開催された「世界柔道選手権・チェリャビンスク大会」での結果でした。
当然その大会でも、二大会連続金メダルを獲得するものだと本人も確信していたのでしょう。
しかし、この大会では銅メダルに終わってしまいました。
高藤直寿選手のぶつけようのない怒りが、自分でもどうして良いものか分からなくなり、ふてくされて素行不良になってしまったようです。
確かに、20歳で世界一になり、負けることが許されないという重圧と、負けてしまった自分へのふがいなさが、張り詰めていた緊張の糸を切ってしまったのでしょう。
それからは、遅刻を繰り返すようになり、高藤直寿選手が柔道に対する熱意が冷めてしまったことを周囲の人も感じていました。
そして、全日本柔道連盟からの「強化ランク降格」という厳しい処分も与えられてしましました。
しかも、日本代表監督の井上康生監督が、高藤直寿選手の規律違反の責任をとるために頭を丸めてしまいました。
その後もしばらくは、酒に溺れる毎日を送っていたそうです。
基本的に誰よりも負けず嫌いの高藤直寿選手にとっては、悩み過ぎて、心も少し弱ってしまったのでしょうね。
今までの人生は、柔道一筋に駆け抜けてきて、挫折らしい挫折を味わったことがないのでしょう。
結果的には、素行不良による規律違反があったからこそ、改めて柔道に対する気持ちを考え直し、客観的に自分を観察する時間が出来たということは、良かったことだと思います。
高藤直寿選手の再起
酒におぼれる毎日の高藤直寿選手に対しては、奥さんも大変悩んでいたそうです。
しかも、生まれたばかりの赤ちゃんもおり、家には赤ちゃんが2人いる状態で、奥さんも大変だったでしょうね。
そんなどん底の生活を救ったのが、野村忠宏選手の引退試合での出来事でした。
野村忠宏選手といえば、高藤直寿選手と同じ男子60㎏級でオリンピック3連覇を成し遂げたスーパーレジェンドですよね。
引退試合では野村忠宏選手から直接激励の言葉を受けた高藤直寿選手。
高藤直寿選手の表情は一変し、酒を断ち再起を誓うことになります。
苦い経験を乗り越え、進化した高藤直寿選手の復活です。
その後の活躍も以前と変わらず、各大会の優勝のオンパレードですよね。
2016年のリオ五輪では3位に終わりましたが、今度はそこでくじけることなく、次々と試合に臨み、好成績を残しています。
次なる大きな目標は2年後に迫った、東京五輪での悲願の金メダル獲得です!
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おわりに
挫折を乗り越えた人間は、本当に大きな進化を遂げることが出来ます。
しかも、もともとトップアスリートであった高藤直寿選手の進化はとんでもないものです。
まずは、2018年バクー世界柔道選手権大会で優勝を飾ってもらい、2年後の東京五輪への弾みにしてもらいたいですね。
2018年バクー世界柔道選手権大会の男子60㎏級のの放送は9月20日(木)夜10時~なので、とりあえずテレビで高藤直寿選手を応援したいと思います。
高藤直寿選手の今後の活躍も心より応援しております。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!