堀ちえみの口内炎は口腔がんだった!早期発見の重要性や治療法
2019年2月19日に自身のブログで口腔がんであること公表した堀ちえみさん。
しかも、がん細胞はリンパ節への転移が認められるほどのかなり厳しい状況のようです。
昨年の10月のブログで口内炎が出来て辛いとの書き込みがありました。
結局それは口内炎ではなく、口腔がんでした。
口腔がんの初期には口内炎と間違えそうですが、それぞれの違いや、早期発見の重要性、治療法について解説していきたいと思います
。
堀ちえみが口内炎に気が付いたのはいつ?
堀ちえみさんは2018年の夏頃に舌の裏側に口内炎が出来ていることに気が付きます。
病院で診察を受けた堀ちえみさんは、塗り薬や貼り薬、そしてビタミン剤などを処方してもらったそうです。
しかし、その年の11月になっても口内炎は一向に良くなりませんでした。
そしてかかりつけの歯科医院では、レーザー治療を数回受けることになります。
しかし、口内炎は次第に硬いしこりのようなものを触れるようになりました。
通常であれば、その時点で悪性の腫瘍(がん)の可能性が高く、早急に大学病院等に紹介状を書かなければなりません。
また、堀ちえみさんの場合は、リウマチなども患っており、その病院では薬の副作用によるものだと判断され、薬の服用を一時中断し、2月まで経過観察ということになりました。
堀ちえみさんが可哀想なのは、いくつかの病院に通っており、それぞれの先生の意見に翻弄されてしまったということです。
詳しくは、後述しますが、通常の口内炎であれば、2週間程度で治ります。
そこに、ほかの疾患の薬の副作用などが絡んできたことにより、その診断が後手後手になってしまったのでしょうね。
口内炎が出来た夏頃に、セカンドオピニオンとして、別の歯科医院を受診していたら、口腔がんの早期発見が出来ていた可能性が高かったのではないでしょうか。
少なくとも11月に受診した、かかりつけの歯科医院での判断には疑問が残ります。
口内炎と口腔がんの違い
口内炎(アフタ性口内炎)と口腔がん(扁平上皮がん)の違いで一番分かりやすいのは、治癒する期間です。
通常の口内炎であれば、2週間程度で治ります。
その際に、痛みを和らげたり、治りを早くする目的でレーザー照射を行うこともあります。
堀ちえみさんの場合は、ほかの病気の副作用という要因も絡んでいたために、診断が遅れてしまった可能性は否めません。
そして、口内炎と口腔がんの見た目の違いは、はっきりとは分かりにくい場合も多いです。
一般的に口内炎は周囲の組織とハッキリと分かれており、白いまだら模様や硬さはありません。
口腔がんの場合は周囲の組織との境目がハッキリとしていない場合も多く、白いまだら模様や、硬くなることがあります。
決定的なのは、徐々に大きくなり、傷口が硬くなっていったということです。
そこまで進行すれば、視診での判断もある程度可能であり、口腔がんである可能性はかなり高いことが分かります。
そこから3ヵ月も放置してしまったことは、非常に残念な結果であったと言わざるを得ません。
私の場合は、どんなに些細な口腔粘膜疾患だったとしても、早急に大学病院等を紹介します。
口内炎の場合は、2週間程度経過を観ることはありますが、それ以上引き延ばすことは絶対にありません。
紹介状を出して、仮に良性のものであった場合でも、それはそれで、患者も安心します。
多発性の口内炎という疾患もありますが、いずれにしても、大学病院などで精密検査を受けてもらう必要があります。
少しでも不安を感じる場合には、別の歯科医院を受診し、紹介状を出してもらうことが望ましいと思います。
口腔がんの治療方法
口腔がん(扁平上皮がん)が進行した場合には、がんを含めた周囲の組織も切除することが一般的です。
舌がんの場合は、その進行具合によっては、舌を全部摘出という場合もあります。
堀ちえみさんの場合は、舌の半分以上を切除し、舌の再建手術も行うそうです。
再建手術を受けたとしても、舌は元のような正常な機能に戻ることはありません。
リハビリでどの程度回復するかにもよりますが、今までのように普通にしゃべることは困難な状態になってしまいます。
強い痛みを伴っていたということなので、がんは相当進行していたはずです。
場合によっては全部摘出の可能性もあります。
口腔がんの場合は、その後のQOLに大きく影響することが多いため、早期発見・早期治療の重要度がかなり大きいと思います。
堀ちえみさんの場合にも、無事に手術が成功してからが、本当の闘いになることは間違いなさそうなので、無理しない程度に頑張ってもらいたいですよね。
おわりに
口腔がんを公表された堀ちえみさん。
リンパ節にも転移しており、かなり深刻な状況ですが、とりあえずは、無事に手術が成功することを願っております。
今回に至るまでの経緯については、かかりつけの歯科医を非難する声も多くあります。
堀ちえみさんには、さまざまな要因も重なってしまい、発見が遅れることにもなりました。
一般歯科の開業医で、一瞬にして口内炎と口腔がんを見極める先生はごくまれだと思います。
意外と多いのは、自院で何とかしようと、紹介状を出さない先生も多くいます。
コロコロと歯科医院を変えるのは良いことではありませんが、セカンドオピニオンとして、他の歯科医院を受診することも大切です。
今回のことに関しては本当に残念だったとしか言いようがありません。
ここから出来る範囲で頑張ってもらうしかないですね。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!
関連記事:口内炎が治らないと思ったら他に原因が!口腔がんや他の病気を解説
関連記事:口内炎の種類や原因は?治し方や病院についても解説!
オススメ記事:池江璃花子 初期症状から白血病が発覚!生存率や治療法を解説