北海道大地震 余震が続く!今後の冬の備えに必要なものは?
2018/11/09
9月6日に発生した北海道胆振東部地震から1ヵ月異常が経過しました。
その後も続く余震に不安を覚える北海道民が数多くいます。
今後の余震に備え、冬の準備に必要なものを今のうちに備えるべきだと、ひしひしと感じています。
今回は、北海道という極寒の地における備えについて解説していきたいと思います。
北海道大地震について
地震においては、北海道で巨大地震が発生することは無いと北海道民の多くが気を許していました。
過去には奥尻や道東地方の大地震もありましたが、200万都市の札幌市民にとっては無縁のものだと油断していました。
北海道民にとっては、地震そのものの被害もさることながら、先に起きたブラックアウトという経験が今後の冬の生活に大きな不安材料となっています。
北海道の冬は氷点下が当たり前の世界なのですが、暖をとるすべは時代の変化により、電気に依存することが当たり前のこととなっているのが現状です。
電気ストーブやエアコンは無論のこと、石油ストーブやガスストーブの多くは電化され、電気がストップするとその機能の多くは失われてしまことになります。
9月6日の残暑の残る季節でさえ、停電という事態が生活に大きく影響を及ぼすことを肌で感じました。
特に札幌市内でも高層マンション化が進み、人口の集中が懸念材料となっていた矢先の出来事だったので、停電による影響は想像をはるかに超えるものとなってしまいました。
地震のあとの道民の会話では、地震が真冬じゃなくて良かったと安堵していましたが、10月に入り余震の続く北海道では、その安堵の声が心配へと変化しつつあります。
北海道大地震後の反応
北海道胆振東部地震後は生活物資の不足に多くの道民が悩まされました。
物流の復帰と共にその悩みも解消され、震源地近郊や多大な被害を被った地域を除く場所においては、地震後2~3週間が経過した時点で、ほぼ正常なところまで戻りつつあります。
しかし、10月に入ってからも余震が続き、頻度は減少傾向にあるものの、震度はさらに大きくなってきているように感じます。というか、大きくなってきました。
スーパーの店頭には防災グッズが多く並んでいますが、元の生活に戻った道民にとっては、その重要性も薄れつつあります。
北海道大地震後のアナウンスは、電力需要に対しての注意喚起はありますが、こちらの危機感も薄れつつあるのが現状です。
CMでも北海道電力による「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」との意味のないアナウンスが垂れ流しになっているのが現状です。
国や北海道電力が頑張っているのも分かりますが、根本的な議論(原発の再稼働)については何も進んでいません。
道民はもとより、国民全体がこの問題に対して、本気で議論する時期が来ているのではないでしょうか。
地震に対する普通の備え
9月6日に発生した北海道胆振東部地震が真冬に発生したことを想定することが、この冬への備えに繋がります。
その前に、9月6日に発生した停電による影響から復習したいと思います。
停電の発生による影響
・物流のストップ(のちにガソリン不足の恐怖)
・スーパーやコンビニなどの営業停止
・電車、地下鉄のストップ
・医療機関のストップ
・高層マンションの断水およびエレベーターのストップ
・携帯電話、スマホのストップ
・教育機関(保育園等も含む)のストップ
その他、あげていくとキリがありません。
参考記事:北海道 地震による停電と断水、ガソリン不足について
私の家では電気が完全にストップしましたが、水道は水圧が低下したものの何とか保たれていました。
ガスは暖房のみのため、影響はありませんでした。
断水はしていなかったとはいえ、まずは水の確保が先決です。
幸い飲料水は販売しており、確保できました。
地震発生当時は、物流の回復の先が全く読めず、確保できるものは極力確保するように努めました。
ここで確保(常備含む)したものは、北海道の冬とは関係なしに、普通の地域でも絶対に必要なものです。
・水
・電池
・充電器
・懐中電灯
・簡易テレビ(ラジオ、充電、ライト付き)
・カセットコンロ(およびボンベ)
・トイレットペーパー
・長期保存の食料(乾パン、缶詰、米パック等)
・ガソリン、灯油
・簡易トイレ
・常備薬
・リュック
とりあえず、少なくとも1週間は生活できるものは常備しておく必要があると思います。
うちは狭いマンションのため、常備できるものも限られていましたが、完全に部屋から出られないことも想定しておくことが重要だと強く感じました。
家族構成や、住居によっても大きく異なると思いますが、「備えあれば患いなし」ということを実感させられましたね。
地震に対する北海道の冬の備え
通常の温暖な地域であれば問題ない備えでも、極寒の北海道では上記であげたものに加えて、さらなる備えが必要となってきます。
・カセットコンロ型ストーブ(ボンベ∞)
・練炭火鉢(練炭∞)
・カイロ
・寝袋
・車(HR-V)
・布団、毛布、衣類(とにかく身をくるんで温めるもの)
以上に関しても、それぞれの条件により大きく異なってきます。
他にも必要なものがあれば備えるに越したことはありません。
そして、何よりも重要なのが電気です。
真冬の北海道での停電は、死に直結します。
電気のありがたみを感じるには、真冬の北海道で生活すれば、すぐに分かると思います。
その真冬の恐怖が間近に迫ってきているので、電気に関しては何とかなりませんかね。
さいごに
最近の余震を実際に体験すると、真冬の恐怖が本当に現実のものになるのではないかと感じてしまいます。
子供のいる家庭では、その恐怖が一層強いのではないでしょうか。
自分のことはよいのですが、子供のことを考えると、北海道での真冬の停電はあってはならないことだと思います。
今後さらに北海道では電力の需要が増してくる季節になり、発電所の故障のニュースには敏感にならざるをえません。
せめて、真冬の北海道だけは、原発の再稼働を許してもらえませんかね?
賛否はあるとは思いますが、本当に死に直結する問題のため、北海道知事にも国への働きかけをお願いしたいと思います。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!